はじめてのアルバイトで色々な人に会え、社会に触れた~ファストフード~

ファストフードのアルバイトをはじめてしたのは高校生のときです。
 
自分の住んでいる地域で高校生ができるアルバイトは少なく、その中でも比較的継続的にできそうだったのがファストフード・マクドナルドのアルバイトでした。
 
 
誰にでもできる仕事だで何も身に付かないと当初は思いこんでいたのですが、はじめてのアルバイトで、今後の人生の基盤になるようなことをいくつも学んだので、そのことについてお伝えできればと思います。まず、高校生だと、まだ基本的な社会マナーも十分身についているとは言えません。まだ学んでいる最中だと思います。
ファストフードのアルバイトでは、マニュアルを覚えたり、先輩から教わるにつれて、接客の仕方だけでなく、きちんとした報告・連絡・相談をする、時間を守るなどの基本的なことを「しなければいけないこと」と改めて認識できました。
 
また、自分は中学校から私立に通っていたのですが、学校の中では同じような境遇、同じような学力の子が多かったです。それなりに偏差値が高い高校だったので、卒業前に大学受験をして、大学に入って、卒業したら企業に就職をして…ということが普通で、それ以外の生き方は私の周りでは普通ではありませんでした。
 
 
 
一方で、マクドナルドでのアルバイトでは、フリーターの人がいたり、違う学校、違う境遇を持った人が「働きたい」という意思だけで集まります。アルバイトをはじめる前はそういう人たちに触れる機会も少なく、一方的に毛嫌いをしていました。
しかし、アルバイトを続けていくうちにそういう人がむしろ先輩であったり、私よりも仕事もできる姿を見てきて、単純に勉強だけがすべてではないし、みんながみんな大学に行くのが当たり前ではないし、人には様々な可能性があるんだなと痛感しました。お客様にも毎日朝コーヒーを買いに来る常連のおじいさんおばあさんや、むしろ自分のような境遇が普通ではなく、社会の一端に触れられた初めての機会だったと今振り返ると感じます。
 
 
単純作業が多いかもしれませんが、マニュアル以上のことでもお客様のためを第一に考え、自分なりに行動することの大切さや、一つの作業の技術が勤務のたびに向上し、だんだんとやれることが増えていく楽しさを学び、社会の一員としてパート仲間やお客様から様々なことを教えられました。
 
 
はじめてのアルバイトとしては、比較的通年募集をしていて応募もしやすく、社会の一端を感じることのできるいい機会だと思います。

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