私は学生時代もともと塾講師としてアルバイトをしていました。
しかし運営本部から指名を受けて家庭教師部門の教師として派遣されることになり、約2年間家庭教師をすることになりました。
最初は塾講師と両立するのは厳しいと思ったことからやるのを迷ったのですが、自宅からそう遠くないところに派遣されることと時給が塾講師よりも500円高かったことから引き受けることにしました。塾講師と家庭教師の両方を経験して、家庭教師の方が断然やっていて良かったと思えました。
塾講師は個別指導だったものの、毎回平均して3人の生徒を同時に指導することから時には時間以内に終わらずに塾長や保護者からクレームが来ることがありました。また教材に関しては指定されたものを使用しなければならず、時には問題の中で自分でもどう説明したらいいかわからないような問題が存在していたことがありました。そのため教材が子どもの能力に合っていないこともあり、基礎がわからない生徒に指導をするのは大変でした。一方で家庭教師に関しては一対一での指導であることから、わからないところがあれば立ち止まってわかるまで指導をすることができます。
教材に関しても一応定められたものがあるものの、教え方はほぼ全て任されていたことから生徒にとって難易度が高い問題や逆に易しすぎる問題に関しては省略することもできました。追加の教材に関してはこちらが選ぶことも可能でした。さらに家庭教師の場合は個人宅に伺うということで、途中で何かしらお菓子やお茶をいただくこともあります。また私は経験がありませんが、中には毎回食事を用意してもらっていた家庭教師仲間もいました。そのため家庭教師は時給以上にいろいろ得られるものがあることから、今までしたバイトの中では最もよかったと思っています。
また学習指導のバイトをしていて気になるのが実績ですが、塾講師で担当していた生徒に関しては最初に希望していた志望校に学力が合わず、かといって十分に教えることもできなかったので結局志望校のランクを下げて受験をするケースが多かったです。一方で家庭教師で担当していた生徒に関しては最初明らかに自分の学力よりもレベルの高い志望校だったのに、一対一で指導していくうちに徐々に成績が上がって最終的には志望校に合格できたというケースが多かったです。
なので自分の実績づくりをするにあたっては家庭教師をしていた方がよかったと思っています。