大学時代に神前結婚式の巫女さんのアルバイトをしました。
テレビや雑誌で見る機会が多いのは教会式です。
最近は人前式も増え、神前式は減ってきています。
教会式では父親とバージンロードを歩いて入場し、誓いのキスをしたり、讃美歌を歌ったりします。
それはテレビドラマでもよく見るので、知っている人が多いのではないでしょうか。
では、神前結婚式はどんな雰囲気で、どんな式なのでしょうか。
閉ざされた式場の中で、どんなことが行われているのでしょうか。
巫女さんをやってみないかと打診されたとき、異世界を覗いてみたかったのと、自分の結婚式の参考にもなるなと思い働き始めました。
巫女さんは一般的に長い髪に白い紙や飾りをつけています。
でも、髪の毛が短くても大丈夫。
つけ毛やかつらをし、うまく地毛のように見せられるのです。
ただし、茶髪は見えてしまうとおかしいのでNGです。
巫女さんのアルバイトでその後、役に立ったのは自分で袴を着られるようになったこと。
最初は着付けに戸惑いますが、先輩にちゃんと教えてもらえます。
毎回着ているうちに手際も良くなり、大学の卒業式で袴を着た際は着付け代が浮きました。
神殿に備える御神酒や米、魚、野菜、果物などを準備するのも巫女さんの仕事でした。
御神酒を注ぐ銚子や盃、玉串など普段目にしないものもあります。
神前式の行う儀式の一つ、玉串奉奠の作法を事前に新郎・新婦に教えるのも巫女さんの仕事。
教えるためには自分がしっかり覚えておかなければなりません。
人生の晴れ舞台として緊張している新郎・新婦を前に、間違ったことを教えないよう、自分もドキドキでした。
式場の準備が整い、新郎・新婦を先頭に仲人さん、親戚一同を式場に案内し、神前式は始まります。
式の途中、玉串を新郎・新婦に渡したり、三々九度のお神酒を注いだり、神前式の作法を教えつつ、式を進めていきます。
三々九度のお神酒を緊張のあまり注ぎすぎて、こんなに新郎は飲めるのだろうかと申し訳なく思ったこともありました。
大概の場合、新郎はお神酒を飲み干し、新婦は口をつけるだけで飲まないことが多かったです。
また教会式では新郎・新婦ともに「誓います」と言えば済みますが、神前式では新郎は誓いの長い言葉を読み上げなければなりません。
堂々と読み上げる人、つっかえつつ読む人、声が小さくて聞き取れない人、様々でした。
こんなことも巫女さんのアルバイトをしたからこそ、分かったこと。
自分の結婚式で初めて神前式をしたら、その独特の雰囲気や音楽や作法に戸惑ったことでしょう。
あまり求人は多くなく、女性限定ですが、巫女さんのアルバイトはお奨めです。
大学時代に神前結婚式の巫女さんのアルバイトをしました。テレビや雑誌で見る機会が多いのは教会式です。最近は人前式も増え、神前式は減ってきています。教会式では父親とバージンロードを歩いて入場し、誓いのキスをしたり、讃美歌を歌ったりします。それはテレビドラマでもよく見るので、知っている人が多いのではないでしょうか。では、神前結婚式はどんな雰囲気で、どんな式なのでしょうか。
閉ざされた式場の中で、どんなことが行われているのでしょうか。巫女さんをやってみないかと打診されたとき、異世界を覗いてみたかったのと、自分の結婚式の参考にもなるなと思い働き始めました。巫女さんは一般的に長い髪に白い紙や飾りをつけています。でも、髪の毛が短くても大丈夫。つけ毛やかつらをし、うまく地毛のように見せられるのです。ただし、茶髪は見えてしまうとおかしいのでNGです。
巫女さんのアルバイトでその後、役に立ったのは自分で袴を着られるようになったこと。最初は着付けに戸惑いますが、先輩にちゃんと教えてもらえます。毎回着ているうちに手際も良くなり、大学の卒業式で袴を着た際は着付け代が浮きました。神殿に備える御神酒や米、魚、野菜、果物などを準備するのも巫女さんの仕事でした。御神酒を注ぐ銚子や盃、玉串など普段目にしないものもあります。神前式の行う儀式の一つ、玉串奉奠の作法を事前に新郎・新婦に教えるのも巫女さんの仕事。教えるためには自分がしっかり覚えておかなければなりません。人生の晴れ舞台として緊張している新郎・新婦を前に、間違ったことを教えないよう、自分もドキドキでした。
式場の準備が整い、新郎・新婦を先頭に仲人さん、親戚一同を式場に案内し、神前式は始まります。式の途中、玉串を新郎・新婦に渡したり、三々九度のお神酒を注いだり、神前式の作法を教えつつ、式を進めていきます。三々九度のお神酒を緊張のあまり注ぎすぎて、こんなに新郎は飲めるのだろうかと申し訳なく思ったこともありました。大概の場合、新郎はお神酒を飲み干し、新婦は口をつけるだけで飲まないことが多かったです。
また教会式では新郎・新婦ともに「誓います」と言えば済みますが、神前式では新郎は誓いの長い言葉を読み上げなければなりません。堂々と読み上げる人、つっかえつつ読む人、声が小さくて聞き取れない人、様々でした。こんなことも巫女さんのアルバイトをしたからこそ、分かったこと。自分の結婚式で初めて神前式をしたら、その独特の雰囲気や音楽や作法に戸惑ったことでしょう。
あまり求人は多くなく、女性限定ですが、巫女さんのアルバイトはお奨めです。