国政選挙など大きな選挙がある時だけしかできないレアバイト、それが選挙開票調査のバイトです。
仕事内容は超簡単。
指定された自治体の開票会場に行き、開票状況を雇われたマスコミに連絡・報告するだけ。
各地の開票所からデータが本部に送られ、それをもとにマスコミは「○○候補当選確実」といった報道を流します。
選挙速報をするために絶対必要な仕事なので、時給が結構良いことも特徴です。
体力を使うことも、頭を使うこともなく、ただその会場の開票結果を報告するだけなので、これ以上楽な仕事を探す方が難しいといったバイトです。
私がこのバイトに応募したのは、登録していた派遣会社を通じて仕事の募集があることを知ったことがきっかけです。
仕事内容を派遣会社に聞いてみると、体力を使わず楽そうだということ、選挙の裏側を知れて面白そうだということが分かりやってみることにしました。
仕事を始める前に必ず研修を受けなければなりませんでしたが、2時間ほどで終わり交通費と時給が発生するので、別に苦になるほどのことでもありませんでした。
研修会では、当日の仕事の説明や報告用のスマートフォンが支給され、その使い方を学びます。
マスコミ関係者だということを示す社章が入った道具も渡されます。
因みに私が仕事を請け負った先の企業は某国営放送局でしたが、ほかの放送局や新聞社も同様のバイトを募集しています。
なので、開票会場には色々なマスコミに雇われたバイトが沢山いますよ。
仕事の当日は、開票が夜8時からはじまるので、約1時間ほど前に会場入りしました。
もちろんこの時点から時給は発生、市役所の職員に待機場所を尋ねると、マスコミ席と書かれた一角に案内されます。
いよいよ選挙開票が始まるという状況になると、各投票所から投票箱が運び込まれ、開票を担当する公務員が位置につきます。
その後、選挙管理委員会から挨拶があり、開票の宣言とともに一斉に開票が始まります。
普段見ることができない選挙の裏側を見れて、よい社会勉強になりました。
よほど田舎の自治体でない限り、開票作業は深夜に及びます。
つまり10時をまたぐので、それ以降は深夜時給で給料がアップ。
これも開票バイトのおいしいところです。
開票中はに途中経過が発表されるので、それを逐一本部に報告する必要があります。
速報が発表されるたびに、席を立ちあがって連絡を入れるのですが、その行為でジャーナリスト感を堪能できます。
マスコミ関係者の腕章もつけてますし、外から見たら完全に報道関係者になりきっていますからね。
仕事内容は簡単なのに、社会勉強までできる選挙開票アルバイト。
一度やってみる価値はありますよ。